アイアンブリッジ
昔、イギリス人の知り合いが、アイアンブリッジを見てきたよとメールで写真を送ってくれたことがあります。当時はまさか自分が見に行くとは思ってもみませんでしたけど。
なぜか勝手に黒い橋だと思い込んでいたんですが、実際に見たら赤褐色でした。最初ちょっとさびれた橋に見えましたが。。。青灰色だった時もあたようですが、赤褐色が元来の色だそうです。イングリッシュ・ヘリテイジの動画(下)では青灰色だった時代の映像が使われていますね。橋は全長約 30m(100ft)あるそうで、橋から川を眺めるとかなり高さを感じました。シュロップシャーには鉱山があり、地元で燃料を安価に入手できたことから、蒸気機関を取り入れた製鉄業の中心地として活躍し、また、産業革命の象徴としてアイアンブリッジが広く知れ渡った訳なんですね。
現在は歩行者のみ橋を渡ることが出来ますが、1934年に指定古代記念物に指定されるまでは車両も通り、通行料が取られていました。歩行者の通行料も、橋が公有化される1950年まで取られていたそうです。現在でも料金所(the Iron Bridge Tollhouse;トールハウス)の建物が残されていて、現在はお土産屋さんと展示室になっていました。料金所の建物の外壁に料金表が掲げられていましたが、スタッフによるとそれはコピーだそうで、実物は建物内に展示されていました。
建物内で見掛けたキャッシュ・ボックス。表面には『THIS CLUB BEGAN JANy Ye 1st 1783』とあります。このクラブ(THIS CLUB)とは『トンティーン・クラブ(Tontine Club)』を指していたと思われます。『トンティーン』とはいわゆる保険・年金のようなもので、メンバーが投資をして、長生きした場合に支払いを受け取れるような仕組みのことです。ここのクラブはアイアンブリッジ建設に関係のあった人々などで構成されていたようで、対岸には『トンティーン・ホテル(Tontine Hotel)』と言う名のホテルが存在していました。因みにこのホテル、幽霊が出ると言う噂も。。。キャッシュ・ボックスはトールハウス内で見つかったそうで、おそらく通行料を入れていたものと考えられていますが、よく見てみると3つのカギ穴があるんですよね。なので、クラブの3役(Chairman, Secretary, Treasurer)がそれぞれに3つのカギを所有し、セキュリティーとして一人では開けることが出来なかったとも考えられるそうです。実際にはこのクラブのために使われていたものだったのかは分からないそうですけどね。
現在は歩行者のみ橋を渡ることが出来ますが、1934年に指定古代記念物に指定されるまでは車両も通り、通行料が取られていました。歩行者の通行料も、橋が公有化される1950年まで取られていたそうです。現在でも料金所(the Iron Bridge Tollhouse;トールハウス)の建物が残されていて、現在はお土産屋さんと展示室になっていました。料金所の建物の外壁に料金表が掲げられていましたが、スタッフによるとそれはコピーだそうで、実物は建物内に展示されていました。
- Wikipedia
- History of Iron Bridge | English Heritage (english-heritage.org.uk)
- Ironbridge Valley of Invention
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