命日。

言うまでもありませんが、命日とは故人の死亡した日をいいますよね。昨年の今日、友人が突然亡くなりました。病気で闘病生活を送っていましたが、旦那さんが言うには本当に突然だったそうです。ロックダウンに入り、電話で会話したのが最後でした。色々と辛かっただろうに常に前向きで、病状を隠すでもなく、また不安で態度が変わるでもなく、みんなの前ではいつも通りの笑顔で、とても強い人だったと思います。平穏な生活が戻ればまた会えると信じていたので、あまりにも信じられない出来事でした。

当時、コロナの影響で葬儀の参列者数が制限されており、お別れは無理だろうと諦めていましたが、ご家族が声を掛けてくださり参列することができました。やっぱり、葬儀というのは故人を見送るということもあるけれど、自分自身の心のけじめもあるのかなと思いました。実際、祖母の葬儀に出れなかったことで、今でも遠い日本に住んでいるんじゃないかとさえ思えてしまう。いなくなったということが実感できないんです。日本に帰ると、当然ながらそこにいないんですが、自分にはフッと消えてしまった感覚なんです。そういう意味でも、今回は現実として受け止められた。葬儀に参列できてよかったなと思います。

さて、我が家の庭に今ロベリアが綺麗に咲いています。華奢で可憐なイメージですが、根っこに毒性があることから、花言葉は「悪意、嫌悪、傲慢」だとか意外とネガティブだったりするんですね。でも気にしない。綺麗だもん。友人はお花が好きな方だったので、お花を見るたびに思い出します。

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