コンカー

先日、お散歩の途中で栗が落ちているのを見掛けました。そして思った。あぁ、秋の味覚、栗ごはんが食べたい。。。

Source; Wikipedia
By Solipsist - Own work, CC BY-SA 2.0, 
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栗と言っても日本の栗とはちょっと違います。イガを見ると棘が違いますよね。日本の栗はブナ科、こちらはマロニエ(Horse chestnut)と呼ばれるトチノキ科の木の実です。16世紀後半にトルコからイギリスへもたらされました。英語名はホース・チェスナット。なぜ「馬」なのかなと思ったら、咳を和らげるために砕いて馬に餌として与えたことに由来するそうです。粉砕すると、馬にとって有益な特定の薬効化学物質が放出されるのだそうです。

実は、ホース・チェスナットは「コンカー(Conker)」としても知られています。イギリスとアイルランドには、木の実を使用した「コンカー」と呼ばれる伝統的な子供のゲームがあるそうなのです。コンカーに穴をあけ、長さ20cmのひもを通して固定します。ゲームは2人で行われ、交代で自分のコンカーを使ってお互いのコンカーを打ち、粉々に打ち砕いたほうが勝ちというシンプルなゲームだそうです。どんぐりや松ぼっくりなどを使ったおもちゃだとか、こういう自然なもので遊ぶのってなんだかほのぼのしていていいですよね。何となく山形県寒河江市で開催される「全国さくらんぼの種吹きとばし大会」を連想したんですが、こちらでは1965年よりノーサンプトンシャーで毎年10月第2日曜日に『世界コンカー選手権(The World Conker Championships; WCC)』が開催されているのだとか。世界中からコンカー選手が参加するのだそうです。真剣勝負の大会なんですね。

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