バルモラル城

昨日は、エリザベス女王の容態が思わしくないとのニュースが入ってから、心配の声が上がっていました。在位70年。96歳というご高齢にして、つい数日まで公務をこなしていた状況を考えると、最後まで女王としての姿勢を貫いたその精神力はとても驚異的だったと思います。昨年、夫（フィリップ殿下）を亡くされて以降、個人的にはとても寂しそうに見えましたが、今年にはプラチナ・ジュビリーも無事に迎え、最後にはご自身の出来ることを全うされたのではないかと思います。

女王が息を引き取られたバルモラル城（Balmoral Castle）は、昔私がスコットランドへ語学留学中に、友人たちと電車やバスを乗り継いで足を運んだ城であり、思い出の場所でもあります。遠くて、今思うとよく行ったなぁと思うのですが、今回の訃報を聞いてまたあの頃の思い出が蘇りました。あの時五感で感じたもの全てが、とても貴重な経験だったと思います。エリザベス女王は私が生まれた時代から既に女王だった訳で、悲しみと共に時代の移り変わりを実感しています。様々な苦難を乗り越え、国民から敬愛されてきたエリザベス女王へ。Thank you. R.I.P.

Balmoral Castle in 2003