イングリッシュ・ローズ

日本には『大和撫子(やまとなでしこ)』という言葉ありますよね。容姿端麗、清楚で、態度・表情の穏やかな日本人女性の美称であり、まさに才色兼備プラス日本特有のしとやかさや奥ゆかしさを併せ持つような女性です。私は全く当てはまりませんけど。。。

イギリス文化にも同様の美称表現があります。それが『イングリッシュ・ローズ(English Rose)』です。バラは昔から時代を超えた美しさ、儚さ、愛の象徴であり、イメージ的には顔色は陶器のように白く、頬はほんのりピンク色をしたほっそりと美しい控えめな女性で、髪はウェーブのかかった柔らかいブロンド・明るい茶色・赤褐色の女性のようです。


いずれも一昔前の理想の女性像って感じですが、現代でも使われるとしたら自然体で美しい女性という少し違うニュアンスで使われているのかもしれません。時代によって美の基準は変わりますからね。1994年、イギリスの元ダイアナ妃が亡くなった時、エルトン・ジョンが捧げた曲でも「さようならイングランドの薔薇よ(Goobye England's rose...)」と歌っていたのを思い出しました。先日、出掛けたティールームの庭の薔薇が綺麗でしたので、今回は薔薇にまつわるお話でした。

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